綴る浪人生の東大受験ブログ@地学ドイツ語選択

2022年に東大に合格できなかった「綴る浪人生」がドイツ語×地学で東大合格を目指すブログです。

効率的な大学受験勉強法:Ankiの活用方法

この記事は、大学受験のためにAnkiが使えることの紹介と、Ankiというプログラムを私が大学受験でどのように利用したかについて書いています。Ankiを使った学習法を考えている人や大学受験生の方は、ぜひ参考にしてください。

(そもそも)Ankiとは何か

Ankiとは、暗記のためのオープンソースプロジェクトで、テキストや画像・音声などを含んだ暗記カードを使って学習し、そのカードの難易や覚え具合を考慮した復習感覚で学習できるものです。

たとえば、簡単なカードは復習間隔を長くとって、難しいカードは頻繁に復習するようにできています。これによって、従来の紙の単語カードよりも効率よく学習ができるわけです。

他にも、他の人がつくって共有しているデッキ(≒単語帳)を使うこともできるため、単語帳を作成する手間も省けたりします。

そんなAnkiは、ブラウザがあればAnkiwebから利用でき、Windows/Mac用のAnkiクライアント(無料)や iOS用のAnkiMobile(有料)

AnkiMobile Flashcards

AnkiMobile Flashcards

  • Ankitects Pty Ltd
  • Education
  • $24.99
itunes.apple.com

、Anki開発元とは別のグループが作ったAnkiDroid(無料)(

play.google.com

)からも利用できます。

実際にやった大学受験でのAnki活用方法

そんなAnkiを私が大学受験の際に使っていた方法について紹介します。

古文

大学受験の古文では同じ日本語ということもあり、多くの古語の用法を正確に覚える必要があります。 特に東大などでは現代語訳では直訳が原則なため、そもそも知らない古語をフィーリングで訳してもなかなか*1点数は望めません。

そのため、古文単語を暗記するためにFormula600のデータを利用したデッキ( https://ankiweb.net/shared/info/1606022557

)を使っていました。Formula600は一つ一つの語彙の説明が他の単語帳よりもあっさりしているので覚えにくいという評価もあるのですが、Ankiを使うことでこの単語帳の音声データと、収録語数が多いという利点を活かすことができます。周りが300語程度の単語帳をボロボロにしているなか、スマホポチポチしながら600語を効率的に覚えて卓越しましょう。

使っていたデッキの「よすが」のカード

実際にAnkiで古文を学習しているときの様子
(実際にAnkiで古文を学習しているときの様子)

漢文

漢文は古文ほどではないですが、暗記要素があるためデッキを作っていました。(が、作り始めた時期が遅かったため、たいした量は暗記できませんでした)

また漢文は縦書きかつ読み仮名に送り仮名に再読文字や訓点返点などをつけたカードを作る必要があり、デッキ作成にかなり苦労しました。 なんとか GitHub - untunt/kanbunHTML: A kanbun-kundoku (漢文訓読) HTML display solution

を利用したりCSSを頑張って書くことなどによって「漢文のカード」と言えるレベルのものができました。

つくった漢文のカード

カードの量は到底受験漢文の範囲を覆うほどではありませんが、そもそも漢文の書き下しや送り仮名が使える状態のカードを作るだけでも大変だと思うので共有デッキとして公開しています。

https://ankiweb.net/shared/info/2133077766?cb=1709194111910

ドイツ語

私はドイツ語の学習のために使っていましたが、この情報は英語など他の言語のためにも役立つと思います。

受験のためにドイツ語を学んでいてある程度のレベルまでに達すると、自分のレベルに適した単語帳がなくなるので、知らない語彙を見つけるたびに覚えることが重要になってくるのですが、紙の単語帳では限界*2を感じたために自分でデッキを作っていました。(これと古文単語を正確に覚えたかったというのが私がAnkiを使い始めた理由です)

このデッキのカードは画像のような構成で、

私のドイツ語用Ankiデッキのカードの構成

1つの語彙に1つのノートを、その語彙の意味ごとにカード*3を作る用に設定して、 派生語フィールドには名詞ならその性と複数形を、動詞なら不定形・過去形・過去分詞を書いて、派生語フィールドのカード、1つ目の意味のカード、2つ目の意味のカード, ... と作られるようにしていました。

カードタイプ

文字で説明するのは難しいですが、画像みたいに一つのノートから色々なカードができるようにしていた、ということです。

たとえば、上のleistenという語のノートだったら、派生語をおぼえるためのカード、

派生語を覚えるためのカード

[仕事・業績など4を]果たす、成し遂げるという意味を覚えるためのカード

、能力がある、という意味を覚えるためのカード

能力がある、という意味をおぼえるためのカード

...のようになるわけです。

(参考)私が使っていたカードテンプレート



意味ごとにカードを分けることで、多義語の学習のときに「たしかein|stellenという語には6つ意味があって、えーと、雇い入れる、収納する、あとなんだっけ……」のようなあまり本質的ではない思考の時間ができてしまいますし、1つのカードを回すのにかかる時間が増えてしまいます。(たぶんAnkiは長くても1カード10秒程度で周回できるのがいいくらい)

そのために、このように意味ごとにカードを分けていました。意味ごとにカードを分ける設定は、 note.com

を参考にしました。このサイトと、上の例の画像や折りたたみを参考にすれば同じように1ノートから意味ごとにカードを複数作ることができると思います。

理科(地学)

大学受験地学では、参考書や問題集が片手で数えるほどしかないぶん、教科書の記述がとても重要で、教科書の内容を正確に覚えることが重要な科目です。 そのため、私は地学の教科書の記述や図表の穴埋めを問うカードを使っていました。(リンク: https://ankiweb.net/shared/info/1353320832?cb=1709209161298

)

私が使っていた地学のAnkiカードの一例

Ankiを大学受験で使うときのメリット

Ankiを使った学習と紙製のカードや従来の単語帳を使ったときを比べると、以下のようなメリットがあります。

効率的に復習ができる

→ プログラムでカードの難易も考慮して自動的に復習スケジュールが管理されているので、ただ紙で周回している場合よりも効率的に学習ができます。

順番で覚えてしまうことがない

→ 上の理由と同じく、カードが出る順番も固定ではないため、紙で勉強しているときにありがちな順番で覚えてしまう現象もありません。

紙以上に色々なフォーマットを使える(音声・動画・URL・長文など)

→とくに外国語の学習では発音の音声を載せられて便利です。

持ち運びが利く

→紙の単語帳とは違って、本体はデータなので、PCやスマホさえあればどこでも学習ができます。

統計を確認してモチベにつなげられる

古文単語帳の学習統計
画像のように、今までの学習時間の合計などの統計が簡単にチェックできるので、過去の自分の努力に恍惚できて気持ちがいいです。

CSVデータをデッキにインポートできる

CSVやテキスト形式のデッキをインポートすることができるので、既存のデータを流用したり、覚えるべき大量のことをプログラムで生成した後にデッキにするときに楽ができます。

Ankiを大学受験で使うときのデメリット

逆に、デメリットとしては

紙以上に凝ったカードを作れるので、カード作成に時間をかけすぎてしまうことがある

→私は漢文のAnkiカードで書き下しができるようにしたり、漢文が中央揃えになるようにしたりするのにおそらく合計で10時間は使いました😅

Ankiを使いこなすのがすこし難しい

→共有デッキをただ使うだけの場合には問題にならないかもしれませんが、自分でデッキをつくろうとしたり、復習スケジュールの設定を変えようとするときには、Ankiのカードは学習の際にどのように扱われるのかの理解が必要です。

PCがないと不便

スマホのアプリもありますが、おそらくカードの作成や管理はPCの方が楽です。

電子機器が必要なので、他の勉強の集中を邪魔するかもしれない

→勉強のために電子機器を遠ざけている人にとっては、これは大きいかもしれません。

さいごに

Ankiを使った受験は、紙を使った勉強などと一緒で、新しく学ぶことを増やすよりも復習を徹底することが大事ですし、継続が何よりも一番大事です! 頑張って!

*1:かえって、むしろ、なまじっか という意味ではない

*2:毎日周回する習慣がつかなかった

*3:ノートとカードは違います。ノートごとに複数のカードを作ることもでき、実際に学習するときに簡単だとかもう一回を押すのは、カードに対してです。

七分の二週記(2024/02/25-2024/02/26)

(この記事はkotatsugameさんの週記のスタイルをリスペクトして書いています。参考:

kotatsugame.hatenablog.com

)

02/25(日)

今日は東大の二次試験の1日目なので前日も早寝しており、計画通り6時に起きることができた。

少し前までは暖かい日が続いていて、朝が寒い可能性を考慮に入れられておらず何の対処もしていなかったため寒かったが狂いながら朝食を食べて準備をして(ほとんど前日に終わらせていたけど!)7時ごろ家を出た。

電車の中では一時間目の国語のためにAnkiをやる。古文単語と漢文の句型を終わらせた。

時代錯誤社の入試予想問題集を配ってる人がいればもらいたいな~などと思いながらもらえずに正門に着く。開門時刻は8:20だが、8:10くらいになるともう入場できた。中では東大新聞の人が受験生応援号*1を配っていたので、それを地図代わりにして薬学部の方へ向かった。例年東大理系の外国語をドイツ語・フランス語・中国語で受ける受験生は薬学部本館(南館)南講義室に集められるらしい。

薬学部本館(南館)についたはいいものの、案内に従っても受験生立入禁止の掲示があり八方塞がりで困っていると、試験監督(?)の人が案内してくれた。受験生立入禁止の掲示の手前の閉まったドアが試験室だったらしい。一番乗りだった、

自分の席を探して座った。どうやら受験番号順に右前から順番に詰めてある(ドイツ語だけの列を作るとか科類を揃えた列をつくるとかじゃない)らしい。(来年以降に受ける人もいるかもしれないので画像を貼っておく!黒で塗りつぶされているところが受験生が座る位置で、赤矢印の順に番号が振られている。)

試験室の席

実は座っている席が一つずれていたなどの些細なトラブルもあった。東大の試験は時間に余裕をもって運営される。試験開始40分前頃に試験監督が入ってきて、試験開始30分前に、参考書などをしまうように指示され、その後電子機器の電源チェック、写真照合をして、15分前になると問題用紙と解答用紙が配布されて名前を書くように指示され、しばらくして試験開始、となるわけだが、非英語の教室だからか(?)、この30分前の入室に間に合わない受験生が去年よりも明らかに多かったのが面白かった*2

試験監督はおじさん・コバショーをゴツくしたかんじの人・絶対物理系だろ!って感じの中性的な感じの人という構成だった。

国語

問題用紙が配られて、国語の試験に参加する。

東京大学 前期 | 国公立大二次試験・私立大入試 解答速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾

机の長さは国語の試験用紙(たぶん理科も英語も同じサイズ)の長い縦の辺がすこしはみ出る程度の長さはあったので、満足だった。 解答用紙が配られてから試験開始前の時間に、中国語受験の人が「解答用紙を折っていいか」と聞いて許可されてた。折っていいんだ。許可されているものの、それを真似して折るのはなんだか抵抗があったが、結局折ったほうが便利なので試験中に折った。

漢文は言いたいことの節々はわかる気がするが、文章に一貫する方針というかお気持ちみたいなものがあまりはっきりしてこない。(二)の傍線部aを説明する問題もよくわからず、「本を書いて論を立てるときは、止めることなく言い続けられるような言葉に必ずもとづいているということ」とか書いてごまかした。(執筆時に解答速報を見たところ、まったく見当違いだった。ちなみに(三)も見当違いだったのでガン萎え)

古文は平安・鎌倉っぽい出題でなんか嬉しい。しかし平安・鎌倉っぽい出題なので当然難しいわけで、あまりできた気がしなかった。(けど解答速報を見るとだいぶ方向性の一致が見られる)

現代文では漢字全完という偉業を果たした*3。(一)はできた気がするが、(二)の理由説明問題では、なかなか論理的に説明できない。タンザニアへの見識の浅さが露呈してるなあと思ってるとタイムリミットが迫ってきたのでとりあえず空白にして飛ばす。(東大国語は時間に厳しいとは言われないけど、おれは時間に追われることがかなり多い(とくに現代文。割りを食うのは最後の配点クソデカ120字論述のためとても痛い)ため時間配分を設定している) (三)はどういうことかの内容説明問題で、生活全般で帳尻が合うことの説明を問う問題だった。「お金のツケが帰ってこなくても、ツケを許したことに対して、おごりや客の商売でのツケが許されることによって、見返りが提供されているということ。」と書いたが、帳尻が合うことの説明としてはやや弱い気がする。本当に帳尻合ってるか?と言いたくなる。(解答速報を見ると、帳尻が合うところよりもお互いに助け合い、返礼するというところに重点を置いてそう。たしかにそういう文脈だわ)

(二)に戻るか(四)に進むか悩んだが、(四)ができなかった場合の得点減少が大きいので(四)にいく。(四)は「この余韻が商交渉の帳尻をあわせる失敗を時間や機会の贈与交換に回収させるステップになる」という傍線部を説明する問題で、当時の自分は「この余韻」「時間や機会の贈与交換」「ステップになる」を言い換えればいいかなと思い、それぞれ「客が交渉で相手は自分に配慮してくれたなと感じること」「互いにツケを認め合ったり、おごるといった形で返礼する」「~行為の源であり、その行為によってツケの損失はいろいろな形で回収され、全体的には釣り合う」みたいに言い換えた。東大現代文の最後の120字記述でいつも(一)~(三)の言い換えコラージュみたいなことしか書けないという自分の弱点はなんとなく認識していたが、ここでもその傾向が出た。

(三)に戻り、白紙答案を出すわけにはいかないので、傍線部付近の文章の切り貼りみたいになってしまったが、「ツケを支払うまでの猶予は自分があげたものであるし、支払期限は明確に設定されてないから。」と書いた。解答速報も似たようなことを書いていてびっくり。こんな当たり前な論理が回答になるとは思えなかったし、書くのはやや抵抗があった。

国語全完を果たし見直しをしていると、腹に電流がはしる。とにかく痛い。もがきまくり見直ししまくり白目剥いて吠えまくり、試験終了後恒例の虚無待機時間でトイレに行くも改善しない。トイレで改善する見込みのない痛みであることはうっすらわかっていたが、改めて分かるとつらい。昼休みにドラッグストアを探しに行く。ちょうど東大病院の目の前にアイン薬局*4があり、「営業中」みたいなことが書いてあるので調剤薬局ではあるがもしかしたら風邪薬みたいな薬(処方箋で買うものではないやつ、の意味)(市販薬・大衆薬というらしい)があるかもしれないと思って行ったが、やっていなかった。入試の日だから?日曜日だから?

騙された気分になりながら本郷三丁目駅付近のドラッグストアで薬を買い、戻って飲んだところ数十分ほどで収まった。よかったね。

数学

14時から、東京大学入学試験記述数学コンテストDiv理類に参加する。

東京大学 前期 | 国公立大二次試験・私立大入試 解答速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾

二浪次から、数学では最初の30分ほどで全問の流れや性質について考え、取り組む順番を決めてから回答を始めるようにしているので、そうする。すると、

  1. まあ簡単そう。P(X, Y, 0)とかっておいて条件は内積で攻めればよさそう。簡単そう。

  2. tで場合分けして絶対値を外して、すると積分方程式のありがちなやつになる。実際に解けるかはわからないけど、そんな感じだろう。難易度はわからない。

  3. とりあえず操作について考えているとわりと時間を消費してしまった。(2)→(3)の流れが 1次元ランダムウォーク - ei1333の日記 の鏡像の原理でみた流れと似ている。けど、だからといってそれを使う方法が思いつくわけでもない。ad-hocそうだし、ad-hocそうな問題に拘泥しても時間中に閃くことはそうそうないと知っているので、難易度はやや難しめと推測できる。

  4. 曲率の議論みたい。東大プレの問題で曲率は出てたが、そこでは誘導があったし、曲率ではないかも。曲率の定義ってなんだっけ。円の式をルートを使って表せばゴリゴリ計算して解くこともできそうだが、それが想定解とは思えないし、難しそうに感じる。

  5. 回転体の問題なので、x軸で切ってから回す。断面を得るには、三角形ABD内部の点P(X,Y,Z)を、 \overrightarrow{OP} = \overrightarrow{OD} + \alpha \overrightarrow{DA} + \beta \overrightarrow{DB}と実数パラメータ \alpha, \betaを用いて表してそれを \alpha= \dots , \beta = \dotsの形に変形し、 0 \leq \alpha \leq 1, 0 \leq \beta \leq 1, \alpha  + \beta \leq 1に代入するという逆像法っぽい流れをすればいいとわかった。処理量は多いがむずくはなさそうと判断した。

  6. とりあえず f(x) = x(x^{2} + 10x + 20)と変形すると、 nが2以上の整数なら当然合成数だなとわかる。で、平方完成すると、xが負の無限大側に近いと、f(x)も負になるので素数になるわけがない。よって -5 - \sqrt5 \leq n \leq -5 + \sqrt5のnを探せばいい。これは総当たりできる。(2)は難しそう

ということがわかり、まずは完答できる問題に取り組みたいため、1か5のどちらを先に取り組むか考える。1は方針しか見えてないが、5は流れの見えている解像度が段違いだったので、 5→1(ここまで完答狙い)→2,3,4,6(1)の取りやすい部分点を取る という流れでとりくむことにした。

5を実際に解き始めたのは試験開始後25分ほどで、55分までに解けなければ撤退しようと決めていた。断面の式が出たあたりで55分になったが、「別になにか問題があって手間取ってるわけじゃないし、このTimeLimitは無視してもいいだろw!完答ほしい!」という気持ちになったため延長し63分になったころに体積の値が出た。しかし自分の注意力からしてノーミスで完答できている可能性は低いため見直しをしていると、yz平面の断面が線分になるのは当然だが、その線分がなぜかy軸に平行になっている。図を書いてみても明らかに断面の線分はyz平面で単調減少っぽくなるはず。計算が怪しいことを疑ってミスを探ると、ベクトルの成分計算をミスっていることに気がつく。時間を大幅に浪費したのが逆に面白かった。そこから、ベクトルの計算をなおして断面の式を出したところ、最遠点と最近点を出すには点と直線の距離のような考えが必要で、当然場合分けも増えてくるだろうし面倒だったことと、この複雑な問題を完答まで進められる自信がなかったので、撤退する。

今考えるとここで、1に行くべきだったが、当時は「時間ないし同じような処理力が必要な1が解ける気がしないなあ」と思い、部分点確保に走る。まあそれは悪くないかも。今までの考察をもとに部分点を集める。最初の偵察時以上の進展が得られたのは第二問くらいだった。第二問は実際に計算が進まないと見えてこないタイプの問題だったのかもしれない。ちなみに(2)までしか解けなかった。部分点集めをしている途中で試験が終わった。

虚無待機時刻を終えて退出するが、この日は雨が降っており、出口には人が滞留してた。こういうことを防ぐための時差退出なんだろうなと思う。 帰りの電車でドイツ語や地学のAnkiをやりつつ、家についた。

ご飯を食べて風呂に入ったりした後、まだ残っていたドイツ語のAnkiをやりきらなければいけないが、なぜかネットサーフィンを始めてしまう。

www.nicovideo.jp

AIのべりすとという文章生成AIは箇条書きを始めると延々と箇条書きをしてしまう傾向があり、それが「たくや姫」という動画から広まったのだが、それを人力で再現しようという動画だ。 作者の狂気が感じられて面白かった。人間の意識した緩急と模倣した突飛さがちょうど良く配分されていた。

ネットサーフィンを終えて、Ankiのドイツ語も気合で終わらせて就寝した。

02/26(月)

昨日の反省を活かしてエアコンの入設定(と照明の入設定)をつけておいたおかげで、正気を保ちながら起床することができた。 色々準備してまた7時ごろに出発した。

今日の試験科目は理科と外国語(おれはドイツ語を選択している)なので、電車では地学とドイツ語のAnkiを詰める。昨日Ankiの消化に手間取った理由として、02/23に急に思い立ってDeutsch, voran!(ドイツ語もっと先へ!)(ドイツ語の参考書。東大をドイツ語で受けるならほとんどの人がやったはず)に出てくる知らない単語 150語を一気に追加したから、というのがあったが、その影響も2日たったからか和らいでおり、電車の中で消化しきれた。 時間が余ったので一応古文のAnkiも消化するか?と思ったがそんな気にはなれなかった。やはり受験勉強圧力がないとやる気はでない。

今日こそは時代錯誤社の予想問題がもらえるといいなと思いながら歩いていると、「予想問題で~す」と言いながら配っている人がおり、もらえた。(おれは時代錯誤社の予想問題がほしいわけで、ガチの予想問題だと困るわけだけど、あの人たちはあたかもガチの予想問題を配っているかのように振る舞うのでちょっと困る) 去年もそういや二日目にもらった気もする。

2024年の時代錯誤社の予想問題

現代文は百田尚樹、古文は東大理三以外はカスの人が題材だったが、漢文はよくわからなかった。(いま調べてみたところ、パリピ孔明のあらすじらしい。) 英語の2A(自由英作文)では戦記パパのツイートが題材にされていたり、ビッグモーターや変態糞総理の問題など2023年を代表するような題材で楽しめた。

戦記パパの毒親ツイートを題材にした英作文の問題

ドイツ語の問題が去年はあったが、今年は中国語とロシア語だけで残念。

昨日とほぼ同じ時刻についたが、今日は先客が一人だけいた。悔しい。東大は一日目と二日目でなぜか試験監督が変わる(癒着防止?)。二日目は高校の頃の数学教師をやや若返らせたような感じの人・高校時代の化学教師を老わしめた*5ような感じの人・高校の頃の数学教師(別の人)を老わしめた感じの人というこうせいだった。

理科

同じ試験室のある人が、9時ちょうどの試験監督が入ってきたタイミングくらいで、腕時計が注意されてしまわされていた。かわいそう。 9時30分から、東京大学記述理科コンテストDiv理類に参加する。

東京大学 前期 | 国公立大二次試験・私立大入試 解答速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾

地学1→地学2→地学3→物理1→物理2→物理3の順番で解いていく。

地学1は、前半はただの計算だが、問1(2)の「各星団で最も明るい主系列星の見かけの明るさはおよそいくらか」という問題があり、図を見れば自明じゃないか、なんのためにこの問題があるんだ?と悩んでいると、なんと星団Bの一番明るい星は主系列星ではなく巨星になっていることに気がつく。焦った。 問1(3)の見かけの光度を実際の光度に変換する問題で、距離の2乗をかければいいはずなのに、あきらかにオーダーがおかしい。結局試験時間中にはその原因に気が付かなかったが、原因は単位をpcからmへ変換していないから、というものだった。これに気がつけないのは、普段から計算途中で単位を書いていないからだなあと思う。木村の言い分*6にも一理あります。 問2のフレアとコロナ質量放出が同時に起こった場合先に地球に到達するのはどちらか、という問題で、荷電粒子と電磁波の速度が違うのは当然わかっていたが、フレアとコロナ質量放出のどちらがどっちなのかわからなかった。Ankiでもフレアとかデリンジャー現象に関しては詰めていたが、穴の作り方がイマイチだったらしい。インコ。(いま考えると字からして後者は荷電粒子の放出で前者が電磁波だよなあ)

地学2はコメントするところがない。地学3は、久しぶりに地質図が出ていたのでワクワクして解き始めるが、問われているものは走向傾斜層厚の計算で、ド典型だった。*7 他にも、イノセラムスがどんな生物でいつの時代の示準化石かわからないなどのトラブルがあったが、勘で中生代の貝な気がしたので、そのように解答した。あってた。

物理1はまずⅠの計算からミスを連発し*8、Ⅱ,Ⅲは涙目敗走した。カスすぎる。

物理2も全然できた気がしない。

物理3は典型計算な気がしたので時間制限の範囲内で頑張った。が、処理力の低さゆえか間に合わない。

残りの時間で地学のやりのこした計算や論述を埋めて、試験が終わった。

外国語

14時から、東京大学記述外国語コンテストDivドイツ語に参加する。

(残念ながら河合塾のサイトには問題が載っていないのでツイートを載せる)

全独を受けるのは初めてなので、どのような問題用紙/解答用紙が配られるかは知らなかったが、センター試験の別外国語冊子みたいな感じで、ドイツ語・フランス語・中国語が一つの冊子にまとまっていて、解答用紙の方は理科のように言語切り取り欄と言語名を書く欄があり、ほかのスペースは全言語共通したものを使っている感じだった。 3言語分あるから厚いのかとも思ったが、19Pしかなく、去年の英語だけ(28P)よりも薄いのが面白かった。

Ⅴ→Ⅳ→Ⅲ→Ⅰ→Ⅱの順で解く。

ⅤのDer kopf tut ihr weh.をSieから始まる文に書き換えろという問題で、最後のwehがweh|tunの前綴りだということに気がつくまで時間がかかり、書き換え方も思いつかない。直前に見た辞書でfühlen は4各 + 様態を取ると書いてあった気がするので*9、 Sie fühlt ihren Kopf (痛い)みたいな形になるだろうなと思ったが、痛いの形容詞がわからない。現在分詞にすりゃいいか!と思い Sie fühlt ihren Kopf wehtunend.と書いた。GPT4によると、Sie hat Kopfschmerzen.だそうだ。 たしかに。そりゃそうだ。悔しすぎる。

Ⅳはなんだか難しい。2021, 2022とドイツ語の言葉をドイツ語で説明する文章を和訳させる傾向が続いていたが、今年もそれが出題された。「radikalという語はラテン語に由来していて、それはWurzelから~という意味で」みたいなことが書いてあったが、Wurzelがわからない。わからないので正直に(?)Wurzelと書いた。後で調べた所、radikalには「過激な」という意味以外に「根本的な」という意味があり、Wurzelは「(植物の)根」という意味らしい。しらねー。あとgewaltbereitという語を、Gewalt:権力、bereit:用意のできた、心構えのできた から推測して「権力を好む」と訳した*10が、Gewaltには暴力という意味もあるらしく、gewaltbereitは「暴力行使をためらわない」という意味だったらしい。わかるか!

Ⅲをやる。Abiturという試験に向けて勉強しているひとが、勉強したくねーし生成AIとかあるし暗記に意味ねえだろ→生成AIの真偽を判断したり批判的に考える能力は重要だよね...みたいな流れの会話文で、傍線部の文脈を日本語で説明する問題だった。 そもそもこの形式の問題はどこまで書くべきかよくわからないが、その前の文脈を中心に書いた。傍線部bは" Reine Zeitverschwendung, was wir hier machen!"で、Reineが「ただの~」を意味する形容詞reinであることに気がつけた。実はreinは02/26の最初の方で言及したDeutsch, voranの単語のなかの一つで、報われた(sich auszahlen)気がしてよかった。

Ⅰは数学についての文を要約する問題だった。2021や2022の要約文はたしかクソ難しかった記憶があり、2023は簡単だったものの、傾向が戻ってしまったらどうしようかと思っていたものだが、2023程度の難易度だったと思う。

Ⅱは日本語を独訳させる問題で、訳させる文章がなんだか東大英語っぽい文だった。「思考」や「要求」「誘い」「お腹が減った」など基本的な語彙も満足に書けないインコなのだなあと自覚させられる問題だった。普段の演習では時間があまるが、本番では解答用紙への転写などもしていたためかかなり時間はギリギリだった。

試験終わりに、試験場にいた20人以上?30人以下?の*11知り合い?インターネットで見かけている人?に話しかけて、帰った。 漫然と勉強していたからか、開放感はなかった。

帰りの電車でX*12のアプリをダウンロードしてTLを徘徊していた。

家に帰ってからはご飯を食べ、風呂に入ったあとに七分の二週記を書くことを思いつき書き始め、午後24時就寝。

*1:存在は知っていたが、無料で配っているものだとは知らなかった。去年もあったのかな

*2:去年はもう少し人がいる教室だったと思うが、30分前に間に合わないのは数人程度だったはず

*3:と思っていたが、曖昧の昧を味(あじ)と書いてしまっていたので実際は高々2完だった。

*4:おれのスマホは言語の設定をドイツ語にしているので、「ドラッグストア」と検索すると「Ein Pharamacy」という検索結果が出てくる。なんだこの情報量のない検索結果はなどと思っていたが、普通にアイン薬局という名前の薬局だった。

*5:こんな日本語ある?

*6:木村というのは駿台の地学の講師で、駿台の模試の採点はほぼこの人が行っている。この人の採点方針は独特で、計算途中の式にも単位をつけていないと減点することで知られている。

*7:層厚の計算が合わなかったのはないしょ

*8:たものの、ミスに気がつく注意深さは持ち合わせていた

*9:書いてなかった

*10:文脈にはまらないなあとは思っていた

*11:嘘です。3人に話しかけました。

*12:当時のTwitterの名前。執筆時点でもXだが、いつか名前はTwitterに戻り、そんな未来でもこの記事を読んでいる人がいたらいいなあと思ってこの注釈を書いている

Deutsche Welle、使い方わからなくなりがち

備忘録です

Deutsche Welleのサイトはよくわからない作りになっているので、いつも使っている Deutsche Wellle の Top-thema mit Vokabeln の使い方を記しておきます。

初手: 検索から入る

DW のページから進んでもうまくいく気がしないので、検索から入りましょう。

"Top thema mit Vokabeln site:learngerman.dw.com "などのクエリがオススメです。
www.google.com

下の画面のように色々な記事(?)が出てきて、一つクリックするとその記事に飛べます

Startボタンを押すと文章に関する設問を解くことができます。

Startを押す前の画面

音声や原文・語彙リストPDFのダウンロードをする

オレンジ色のハンバーガーメニューを展開した画像


オレンジ色のハンバーガーメニューをクリックすると展開されるメニューの、 "Extras"をクリックすると、原稿と語彙リストが載っているPDF(Manuskript)や、課題(Aufgaben)(本文の内容に関する問題や語法文法の問題)のPDF、音声ファイルをダウンロードできるサイトに飛べます。

原稿と語彙のPDF link:
https://static.dw.com/downloads/65560931/top-thema-mit-vokabeln-2023-05-09-ausbeutung-auf-der-autobahn-manuskript.pdf

Originalartikielから、取材されたもととなった記事も見ることもできます。

理系地学受験で困ること・疑問に思うこと一覧

大学受験で「地学」を選択したときに困ることや、疑問に思うこと、不安に思うことなどなどについてまとめてみました。

東京大学を受験するときに特有なものには「⛩️」のマークをつけています。

問題集や参考書/教科書が市販されていない/手に入れにくい

地学の学習は 教科書*1 → センサー地学(地学唯一の教科書傍用問題集)→(センター,共テ過去問)→大学過去問 のルートを資料集を参考にしながら進めるのが王道です。*2

地学の教科書は amazon(やや高い)や教科書取扱をしている書店(
http://www.text-kyoukyuu.or.jp/gaiyou.html#kounyuu
)で購入でき、センサー地学は啓林館のオンラインショップ(
センサー地学 改訂版【別冊解答付き】|理科|[新興出版社啓林館・文研出版 WEBショップ
)で定価で購入できます。

また、過去問は書店やamazonで購入できますし、地学の資料集*3は中規模以上の書店なら大抵売っています。

演習量に不安がある(⛩️?)

大抵の大学はセンサー地学とセンター過去問をやってから二次試験の過去問をやれば間に合うと思いますが、東大(京大も?)を受ける場合はセンサー地学と二次試験の過去問との間にギャップを感じるかもしれません。

(解決策1) 冠模試(+駿台全国)を受けて、復習を頑張る

地学の天文分野や気象分野(と、一部の分野)には計算問題があり、それに慣れることが重要です。センサー地学の計算問題は難易度が低めなので、模試を受けることで慣れていきましょう。後述しますが、冠模試は模試ごとに採点の厳しさが違うので、点数を比べすぎるのはよくないです。

(解決策2)インターネットで公開されている問題集をやる

僕はやりませんでしたが、有志の方々が公開した問題集をやるのも良いかもしれません。

chigakuto.hatenablog.com

chigaku-exercise.com

*4
などです。

(解決策3)他の大学の過去問を解く

僕の場合は地学の授業でも演習をしていたので、やりませんでした。

ですが、とある動画のコメント欄にいた理系地学経験者の方に伺ったところ、

と仰っていました。

旧帝大以外で地学の問題を出題している大学として、神戸大学信州大学東京都立大学大阪市立大学琉球大学山形大学千葉大学広島大学熊本大学などがあります。(他にもあると思います)

添削してくれる人、指導者がいない(⛩️)

これは簡単に解決できる問題ではないですが、問題に関するちょっとした質問程度であれば、駿台に入っている場合は、manaboに地学担当の講師がいたり(シフトが決まっているので常時いるわけではありません)、河合塾に入っている場合も似たようなサービスがあり、予約をすれば質問ができます。

また、予備校で地学基礎の授業が開講されている場合、その先生を捕まえて質問してみたり、東京に行ける場合は、駿台が開講している「理系の地学」という夏季/冬季講習を取ると質問/添削に対応してくれるでしょう。

国立後期・私立の併願に迷う(⛩️)

これは簡単に解決できる問題ではないです。

早稲田大学教育学部理学科地球科学専修のC方式入試では、地球科学を題材にした物理,化学を含めた融合問題が出題されているので、物理,化学をさわったことがある人の場合は、勝負できるでしょう*5

物理や化学を履修している場合、理科1科目でも受けられる大学を受けることができます。

東大冠模試での点数が主催の会社によってブレる (本番どれくらいの点数になるか予想できない)⛩️

採点基準

僕が2022年に東大の冠模試を受けたときの感触では、模試ごとに採点の厳しさがかなり異なります。厳しい順に並べると(左のほうが厳しい)、

駿台 \gg 河合塾 \gtrsim 東進

という感じになります。河合塾はいい加減な記述も減点しつつ認めてくれる印象で、東進は採点基準がゆるいというよりは、でたらめに近い印象*6があります。1週間で模試結果が返ってくるだけありますね。

一方で、駿台はかなり厳しいです。(減点理由に納得がいかないこともかなりあります。*7 )

駿台の採点基準には特殊なものもあり、計算問題の途中式にも単位を書かないと減点されます。
そのため、このことを知っているか知らないかだけで5~6点ほど点数が変わってしまうことさえあります。*8

計算式の途中にも単位を書いた答案(2022第二回東大実践)

また、論述でいい加減なことを書く人がいると、講評で毎回嘆きます。

木村師の考えが伺える講評
東大本番での得点

模試での得点に比べて、東大本番の方が結果が良くなると考えていいと思います。
模試と本番では採点基準が違ったり、模試での記述量・分量が本番よりも多いことなどが原因です。

僕の1浪時の模試での地学の得点は、
(括弧内がその試験の平均点を表す)
東進本レ 6月第1回: 29 (22.8)
東進本レ 10月第3回: 26 (21.7)
東進本レ 1月最終回: 14 (16.5)
本レ平均: 23

駿台東大実戦 8月第1回: 15 (11.1)
駿台東大実戦 11月第2回: 19 (12.5)
実戦平均: 17

河合塾東大オープン 8月第1回: 15 ()
河合塾東大オープン 11月第2回: 24 (18)
オープン平均: 19.5

本番開示: 34(自己採点: 48)(u-taisaku情報によると、不合格者平均32.7,合格者平均40.1)

なので、本レから5~6点増加くらいまでは見込んでも大丈夫そうです。

東大地学の解く順番で悩む⛩️

東大地学は第1問: 天文、第2問:気象海洋, 第3問: 地質地史+固体地球
という構成になっています。

天文や気象海洋の計算に慣れているなら、1→2→3という順に解くと、計算の多い方から先に解くので、得点できてる実感を得られておすすめです。

逆に計算に慣れていない場合や論述に時間がかかる人は3→2→1の順に解くと、論述で時間を切らすことがなくなるでしょう。 解く順番は得意な分野や性格にもよるので、一概にベストな順があるわけではないです。

大学受験外の参考書を読んだほうがいいかどうか悩む

基本的に大学受験範囲を超える参考書は必要無いと思いますが、読んだものや有名なものを挙げておきます。

一般気象学


読みました。気象学の入門書です。高校の気象・海洋の分野を数式も使って深堀りしていったような本です。
静水圧平衡などは物理の問題集で出てきたり東進の本レで出てきたりして、直接役に立ちました。 東大を受ける場合、知っているモデル化が出た場合とても有利になるので、読んでおくと良いかもしれません。

地球惑星科学入門

読んだことはありませんが、読むと良いことがあるかもしれません。

*1:今や啓林館の教科書以外出版されていません。一択です。

*2:僕が思っているだけかもしれないです

*3:浜島の地学図表をおすすめする人もいます。僕は数研出版の地学図録を使ってました。

*4:Twitterが鍵垢になるなどして見れない場合もあるかもしれません。pdfのURLはこちらです: 地学標準問題精講.pdf - Google ドライブ

*5:ちゃんと過去問を見て考えてほしいですが、物理化学は公式を知っている程度で大丈夫です。共通テスト併用方式なので共通テストを取れないとお話にならないという問題もあります。僕はこの方式を初年度に受けて合格しました。来年度から問題の傾向がガラッと変わる可能性もあります。

*6:論点がずれている答案にも部分点をくれたり、ほぼ正解に近い答案(主観)に部分点を与えない、など

*7:「ほぼ正解だが文字数不足なので0点」など。ほぼ正解なら点数をくれ!

*8:本番ではたぶん書かなくても大丈夫でしょうが、書いておいたほうが理解の助けになるので書いた方がいいと思います。結局答えを書くときは単位を書くわけですし。

東京大学不合格体験記(2023年度)(物理地学,ドイツ語差し替え選択)

2023年度東京大学を受験し、不合格となりました。
僕が1浪を経て不合格するまでの経緯を書いておきます。

現役時の受験校

東京理科大学 理工学部 B方式: X
法政大学 共通テスト利用: X
東京大学: X (足切り)
電気通信大学: X

共通テスト: 580/900

1浪時の受験校

東京理科大学 理学部応用数学科 B方式: O
明治大学 理工学部情報科学科: X
早稲田大学教育学部地球科学専修 C方式: O

東京大学 理科2類: X

開示:
国語: 35
数学: 30
物理: 34
地学: 34
外国語(英語+ドイツ語差し替え): 71

2次合計: 204/440

共通テスト: 87.7556

計: 291.7556 (-21.2222, 最低点:312.9778)

2023年度東京大学入試 理科2類開示

現役時

高校に入ってから、高校2年まではほとんど勉強していませんでした。
高校1年生の中頃、Lilianさんが東大医学部を卒業した後にGoogleに入社した、という記事が話題になっていました。その記事では、医者だったLilianさんが競技プログラミングを始め、AtCoderというサイトで水色*1になり、紆余曲折ありながらも、Googleに転職した経緯が書かれていました。

これに触発され、僕は競技プログラミングを始め、高校1年生のころ、情報オリンピックに出ました。
しかし、本選に出場する前の2次予選に全く歯がたたず、敗退しました。ぼくの現役時と同じです。

情報オリンピックに出られるのは高校2年生が最後です。人生最後の情報オリンピックに向けて頑張ろうと意気込んでいたところ、新型コロナウイルスの影響で高校の現地での授業がなくなりました。当然学校の勉強をしなくなります。僕の通っていた自称進学校では高校2年生までに物理と化学の授業が終わりますが、まったくついていけていませんでした。遅めに進む数学もあやふやでした。

授業中に情オリの過去問を解く生活も虚しく、またもや二次予選で敗退しました。このときはちょっと惜しかったです*2。僕の1浪時と同じです。

2次予選で敗退する前の僕は「本選に進出できたら、その実績を使ってそこそこの大学に推薦で行けばいいや~」と甘く考えていましたが、計画は頓挫してしまいました。*3

競技プログラミングをやっていく中で、上位の人たちはたいてい東京大学出身であることを知り、東京大学を目指すようになりました。*4
しかし、”目指しているだけ”という状態に近く、ヌルっとした*5受験生活を送り、必要な勉強量をこなしていませんでした。

共通テストの出来はかなり悪かった(580/900)ですが、落ちても浪人するつもりだったので、東京大学理科1類に出願し、第一段階選抜で不合格となりました。

1浪時

河合塾に入塾しました。
現役では足切りされるほどの大差だったため、このまま頑張るだけでは合格の可能性は低いことを理解していました。物理化学選択から物理地学選択に変え、英語に加えてドイツ語を独学で学び、差し替え受験することにしました*6

化学から地学への科目変更は思いの外うまくハマりました。地学は完全に初学でしたが、激重科目の化学がなくなり、地学の授業は予備校で開講されており*7、そのペースに合わせていけばある程度東大レベルに間に合わせられました。*8
化学→地学の科目変更はオススメです。同じ得点帯に到達するまでに必要なコスト(≒労力≒勉強時間)が小さいです*9

しかし、ドイツ語選択は完全な間違いだったとは思いませんが、この選択の特性に合わせた勉強戦略を実行できていませんでした。当然ですが、ドイツ語も言語です。東大である程度の得点を取るためには数百時間は必要です。

たしかにドイツ語差し替えの問題はある程度の勉強をすれば得点できるような問題になっていますが、そのぶん勉強しなければ得点はあまり望めません。

ドイツ語を選択しても英語が消えるわけでもないので、一般的な受験生の英語にかける時間よりも、僕は外国語(英語+ドイツ語)に時間をかけなければいけません。そのうえ、僕は高い強度では勉強できない体質だったので、いろいろな科目で全体的に勉強不足でした。

その結果は模試にも現れています:

2022年8月 第1回東大入試実戦模試
英語: 46/120 偏差値 48.4
数学;34/129 偏差値53.3
国語: 32/80 偏差値 53.5
物理:12/60 偏差値 52.0
地学: 15/60 偏差値 55.4
総合: 139/440 偏差値 51.6

理1: D判定
理2: C判定

2022年8月 第1回東大入試オープン
英語: 66/120
数学: 33/ 120
国語: 22/80
物理: 20/60
地学: 15/60
総合: 156/440

理1: D判定*10

第3回 東大本番レベル模試

2022年11月実施
第2回東大入試実戦模試

英語: 61/120 偏差値 53.1
数学: 39/120 偏差値 57.0
国語: 7/80 偏差値 33.2
物理: 17/60 偏差値 47.1
地学: 19/60 偏差値 60.2
総合: 143/440 偏差値 50.6

理1,22: D判定

第2回東大オープン

英語: 53/120
数学 34/120
国語: 31/80
物理: 12/60
地学: 24/60
総合: 154/440

理1: D判定

最終東大本番レベル模試:

地学は年間を通じて伸びていましたが、英語や数学は常に低い状態を維持していました。ドイツ語の実力は模試に反映されないため英語が低いことはある程度正当化できますが、数学が低いことは正当化できません。

しかし、1浪時の僕は、この戦略でも受かると信じていました。当時は、右のような目標点数を本番で取れると思っていました。

国語: 40/80 (本番開示: 35)
数学: 55/120 (本番開示: 30)
物理: 45/60 (本番開示: 34)
地学: 45/69 (本番開示: 34)

外国語: 90/120 (本番開示: 71)

合計: 270/440 (本番開示: 204)

模試の結果はこの目標に届いていませんでしたが、あまり現実には目を向けたくないものです。

冬になり、そろそろ真面目に目標点から逆算した勉強をする必要があると感じてきた頃、熟考を重ねた結果、解決策が浮かび上がりました。

国語は模試によって得点がブレる上に、例年の開示では差がつかないし、幸いなことに日本で毎日日本語を喋っているため、自然と伸びる。

毎日物理法則に身をまかせ、世界でもトップレベルに地震の多い国で過ごし、台風などの地球科学的現象を肌で感じていますから、当然科目の理解も深まり、目標点にもたやすく到達できる。*11

模試では英語の点は芳しくないが、1~3は意外と取れているし、対策のし易い分野*12だから、当然伸びる。それに、ドイツ語はシンプルな問題が出されているから、勉強すればするだけ伸びる。

あとは数学だけですが、これは頑張れば伸びるはずです。

当時、予備校の友達は「お前ドイツ語と地学やるのやめたほうがいいよ????」と毎週のように言われ、中学の友人には「ドイツ語で受験するって、目的と手段が逆転してない?」と毎月のように言われてましたが、そんなのもう関係ありません。自分について一番知っているのは自分なのだから。

あとは勉強するだけですが、冬になるにつれて日照時間は短くなり、外気は冷たくなります。僕はただでさえヌルめの勉強をしている人間で、朝に弱いです。

共通テストの詰め込みや過去問演習をする時期である冬を、生活リズムが乱れたまま過ごしていました。

そのような強度で冬を過ごし*13、なんとなく共通テストをやりすごし、2次本番がやってきました。

試験本番ではドイツ語が易化し、地学が易化し、古典も易化し、数学は難化と、外国語と理科で差をつける戦略の僕にとっては最高の運*14を発揮しましたが、落ちました。

僕の、朝への弱さ + 中途半端な強度でしか勉強できない特性 + それらが生み出す勉強時間の少なさ が原因で落ちてしまったと言えるでしょう。

# さいごに

この記事は東大多浪②のNさんの体験記と、同じく東大多浪②の遠山開さんの体験記に多くの影響を受けて制作されました。

*1:ランクのようなもので、水色は結構すごいです

*2:なぜかこの翌年から、"本選がオンライン開催になるから"という理由で、本選に進める人数が80人から200人に変わりました。この人数なら僕も本選に行けてたんですが!??!?!?!?

*3:いろいろな大学の推薦の要件などを見ると、本選に行けているかどうかで評価が大きく変わっています。本選に行けてないようでは話にならない、かどうかはわかりませんが、当時の僕はそう信じていました。

*4:当時の僕は物理化学選択です

*5:45℃ほど

*6:東大の英語では、大問4と5を他の外国語で回答することができ、それを「差し替え受験」といったりします。詳しくは 東大ドイツ語差し替え受験について【体験談】 - 綴る浪人生の東大受験ブログ@地学ドイツ語選択

*7:河合塾では僕の次の代(2023年4月入塾)から改革が進んでいるらしく、もう生授業はないみたいです。残念。では駿台は生授業を開講しているのかというと、知りません

*8:予習と復習をちゃんとして、センサー地学を終わらせて、模試の復習を丁寧にしつつ、過去問をやりましょう

*9:化学はとてつもない勉強時間を必要としますよね(偏見)。化学は暗記してからがスタートラインですが、地学では暗記を詰めると8合目くらいの完成度にたどり着きます

*10:東大OPはD判定が最低なんですよね

*11:東大多浪②のNさんの体験記に大いに影響を受けています

*12:結局要約の対策をほぼほぼせずに本番に望みました。怠惰だからです。

*13:いわゆる燃え尽き症候群の、燃え尽きてないものと思えばわかりやすいかもしれません。

*14:しかし、ドイツ語では語彙力が弱かったり、地学では論述が甘かったりなど、爪の甘さ≒勉強時間の少なさ が仇となりました。

東大ドイツ語差し替え受験について【体験談】

この記事では、実際に東京大学と共通テストをドイツ語で受験した私の、ドイツ語を使った大学受験に関する体験談などを書きます。

ドイツ語を始めるまで

2022年の共通テストを受験し、東京大学理科1類*1に出願したものの、大差で足切りされ、来年度の浪人を決意すると同時に、ドイツ語の差し替えを決めました。

この時点ではドイツ語はほとんど読めませんでしたが、一年後にはドイツ語差し替え程度のドイツ語力は身につくだろうと信じていました。*2

ドイツ語学習の進め方

まわりにドイツ語ができる人がいなかったことや、予備校に通っていたため、参考書をもとに独学しました。

やった参考書など

ゼロから始めるドイツ語

CD付 ゼロから始めるドイツ語―文法中心・新正書法対応 | 在間進 |本 | 通販 | Amazon
(アフィではないです)
この本でドイツ語の文法を学び始めました。 文字通りゼロから始められます。
ただ、この本だけでは演習量が不足するので、後述の3000題などと並行で進めると良さそうです。
きちんと最後まで終わらせました。

これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで

NHK出版 これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで | 鷲巣 由美子 |本 | 通販 | Amazon

ドイツ語学習を進めていく途中でわからない文法などを調べるために使っていました。通読はしていません。

レビューにもある通り、例文の語彙などが難しいので、「入門から上級まで」全員が活用できるわけではなさそうです。

ドイツ語練習問題3000題

ドイツ語練習問題3000題 | 盛景, 尾崎, 拓, 稲田 |本 | 通販 | Amazon

文法の問題がたくさん載っている問題集です。どう見積もっても3000題もないので安心してください。

「ゼロから始める」と並行して進めると定着しやすいのではないしょうか?

基礎問題、発展問題、応用問題(短めの長文問題)にわかれています。基礎問題、発展問題だけを解いて一周しました。(応用問題は時間がかかるので飛ばしていた)

今思うと、応用問題を解いていれば、東大ドイツ語和訳ももっとうまくできていたかもしれません。

ドイツ語、もっと先へ!(Deutsch, voran!)

https://amzn.asia/d/fniAq61

第一章は長文とその和訳、そして文法解説からなるLektionが26課あります。ドイツ語の文章は中級レベルで、これを取り組むには少なくとも独検3級程度は必要です。
第二章では東大のドイツ語差し替えの問題とその解答が27年分載っています。

出版している第三書房が倒産し、「もっと先へ」も絶版になったため、プレミア価格で流通しています。中古も視野にいれて、ブックオフやフリマアプリなども探してみましょう。

独検2級を受け終えてから始めて、共通テスト前くらいには第一章が終わりました。この本でドイツ語力が上がったのか、ドイツ語力が上がったからこの本画読めるようになったのか定かではありません。

単語帳

独検5級・4級レベル重要単語1100」

独検5級・4級レベル重要単語1100 ([テキスト]) | 石﨑 朝子 |本 | 通販 | Amazon

ドイツ語を学び始めたと同時に使い始めました。定冠詞がはっきりかかれていて、性別がわかりやすいです。デザインもきれいでオススメです。

「新・独検合格 単語+熟語1800」
https://amzn.asia/d/7uF0qx2

一つ上の単語帳を終わらせたあと使っていました。性別がしっかり書かれていて、語と意味がセットで書かれている3級レベルの単語帳がこれ以外に見つからなかったので使っていました。

語がアルファベット順に並んでいるのが難点です。

「新 独検対策4級・3級必須単語集」
https://amzn.asia/d/1HFlorF

英語でいうところのDuo3.0です。例文単位で覚える単語帳です。ちょっとだけ使っていましたが、例文を理解するドイツ語力がなかったので1800に移りました。
今見るといい単語帳だと思います。

(参考)独検3級対策でやったこと&受けた感想【東大ドイツ語差し替えを目指して】 - 綴る浪人生の東大受験ブログ@地学ドイツ語選択

過去問の入手方法


最新年度の赤本にはドイツ語などの過去問は載っていませんし、昔の赤本にも答えは載っていません。
「ドイツ語もっと先へ」の第二章に、2013~1987年の差し替え問題とその答えが載っています。

東大新聞の前期入試問題解答号には、ドイツ語などの問題と、東大新聞が作成した答えが載っています。
直近の年度はバックナンバーが東大新聞のサイトから購入できますし、もっと前の問題(2019~)は国会図書館で閲覧、コピーできます。*3

国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online

共通テストは英語で受けるか?ドイツ語で受けるか?

得意な方で受けましょう。ドイツ語で受ける場合、アクセントなどのドイツ語差し替えでは問われないが、共通テストでは問われる分野の勉強をする必要があります。
しかし、一日目のリスニングを受けずに帰れるため、すこし優越感に浸ることができます。

私は逆張りして共通テストもドイツ語で受けましたが(168/200)、おそらく英語受験のほうが得点は高かったでしょう。

模試で英語はどうするか?

東大模試では、英語のすべてのパートを解いていました。判定を少しでも良くしたいからです。

ドイツ語受験できる大学について

偉大な先駆者様参照です((余談ですが、私は明治大学理工学部をドイツ語選択で受け、見事に落ちました(!)))
🇩🇪東京大学二次試験について - 他言語での大学受験まとめ

どれくらいの勉強量が必要か

少なく見積もっても200時間程度は必要そうです。

私は独検の勉強などのやや寄り道をして、250時間ほど勉強しました。

予備校に通いながらでもドイツ語独学はできるか?

時間管理がうまい人なら完璧に両立できるかもしれませんが、私は予備校の英語の授業をある程度切っていましたし、とても両立とは言える状況ではありませんでした。

ドイツ語受験の辛いところ

学び始めた段階では過去問のレベルがわからず、そのレベルまで到達できるか不安になる

ドイツ語がわからない以上仕方ないです。ただ、周りにドイツ語ができる人がいないため、この不安感はドイツ語力を向上させることでしか解消できないのが厄介です。

ドイツ語の努力が成果になるまで長い

ドイツ語受験者はほとんどいないため、(非ネイティブ差し替え対象外国語の中では一番メジャーではありそうだが)、ドイツ語で受験できる模試は少ないです。*4
そのため、ドイツ語を頑張って勉強しても、模試の偏差値に反映されることはなく、ちょっとした虚無感に襲われます。

ドイツ語検定などを受験して、頑張りを可視化することでこの気持ちはほんの少しだけ解消されます。

東大の配点について

東大の外国語は120点満点ですが、配点は公表されていません。しかし、模試の配点などを参考にすると

1A: 10
1B: 12
3: 30
4A:10

はほぼ確かです。
1,2と4,5が同じくらいの配点をされると考えると、4,5の配点は45点程度でしょう。

和訳と整序独作文のどちらに配点が重く置かれるかは定かではありませんが、私は
4: 20
5: 25 = (5*5)
だとして練習していました。

結果と反省

夏に独検3,4級に、冬に独検2級に合格しました。
共通テストもドイツ語で受け,168/200点でした。

東京大学理科2類に出願し、ドイツ語で差し替え受験をしました。

上に書いた参考書で勉強しましたが、中級以上の語彙が弱く、和訳問題ではあまり得点できませんでした。

Deutsche WelleのDeutsch Lernenという教材が語彙強化に良いそうなので、やるといいのかもしれません。

(開示が出たら追記します)
↓開示が出たので追記しました

開示を受けて

外国語: 71/120で不合格でした。他の教科の開示などの詳細はリンクの記事にあります。
tuduroooo.hatenablog.com

答案と自己採点と敗因推定

まず自己採点をするにあたり、英語とドイツ語の配点を推定する必要がありますが、
この記事では
英語1A: 10, 1B: 12, 2: 23, 3: 30 (英語計: 45)
ドイツ語 IV(和訳): 20, V(整序作文): 25(5*5)
であると推定しています。

外国語の自己採点の内訳は

英語
3: 24/30(ほぼ確定)
1B: 10/12 (ほぼ確定)
1A: 2/10
2: 11/23 (希望)
英語計: 47/75

ドイツ語
IV: 6/20
V: 19/25
ドイツ語計: 25/45

です。*5

ミスばかりで恥ずかしいですが、答案はこんな感じでした

弱点は明らかに、
・中級以上の語彙力が足りない(この画像で言えば、bezeichnenなど)
・基礎的な文法事項が抜けている(lassenの過去分詞, weder~,nochなど)
でした。これらの弱点を埋めるための特別な参考書や単語帳があるわけではないので、地道にドイツ語の文章などを読んでわからない単語を拾って、単語カードなどで周回する......といった方法があるわけですが、していませんでした。(ドイツ語差し替え受験を検討している皆さんはこういった地道なところも頑張りましょう)

*1:理科一類の「散る」の部分

*2:12月頃から浪人を意識しだしていたので、Duolingoでドイツ語学習に手を出しており、Mutter,Kirche,Hunt,Katzeなどの超基礎的な単語は知っていました。

*3:国会図書館の利用方法は少し面倒なので気をつけてください

*4:私の知る限りでは、ドイツ語受験可能な模試はありません

*5:今考えるとこんなに文法で点が取れてるわけないですね……

共通テスト結果と出願先

こんにちは、綴る浪人生です。

## 共通テスト結果
国語 128
1A 84
2B 95
物理 82
地学 86
地理B 75
ドイツ語 168

計 718/900

## 出願先
東京大学理科2類に出願し、ギリギリ足切りを回避しました。